デジタルマーケティングの現場の課題、人材とツールについての現状を解説します。
こんな方におすすめです。
最近の調査によると、デジタルマーケティングの現場では人材不足やツールの導入・活用に関する課題が浮き彫りになっています。特に以下のような問題がアンケートで指摘されています。
アンケート項目 | 割合 | |
1 | デジタルマーケティングに関わる人数が不足している | 29.1% |
2 | デジタルマーケティングの知識があり、施策を実施できるメンバーが足りない | 42.6% |
3 | PDCAを高速に回せていない | 27.9% |
4 | デジタルマーケティングに関するツールが不足している/ない | 26.7% |
5 | デジタルマーケティングツールの導入効果を正しく評価できていない | 24.8% |
ここ数年で企業のDXが加速し、人材需要が急速に拡大している中で、供給が追いついていないのではと考えます。デジタルマーケテイングの分野は幅広く、専門スキルの習得に時間がかかるのと、専門スキルを有している人材でも、網羅的に経験を積んだ人材は少数です。
また、現場での教育体制が不十分です。現場が優先になってしまうため、教育避ける時間が取れません。
さらに、デジタルマーケターは、転職市場では高く評価されるため、流動性が高いことも考えられます。
人材不足の理由
・需要と供給の問題
・教育体制が不十分
・人材の流動性の高さ
このような背景から、一部の企業では業務の外注化やフリーランスの活用を進めていますが、これにはコストやコミュニケーションの課題が伴います。
デジタルマーケティングの現場で人材やリソースが不足している場合、外注化は効果的な解決策の一つとなりますが、メリットとデメリットがあります。
教育コストや教育期間をかけずとも、専門人材の最新のマーケティング手法を取り入れられるため、時間を味方につけられます。
コスト負担もありますが、コミュニケーションの課題は発生します。社内よりも、意思疎通や情報共有を丁寧にしないと、認識齟齬による手戻りなどが発生し、施策の遅延するリスクがあります。
さらに、社内にノウハウが蓄積しずらく、長期的な成長に繋がりにくい可能背もあります。
外注化の注意点
外注コストは、依頼する企業により幅があります。契約内容にもよりますが、時間単価で5,000円前後から20,000円以上となります。
低単価の場合は、担当者の経験値が不足していることが殆どのため、自分で勉強すれば対応できるレベルなことが多いです。時間を買うイメージであれば、お願いしてもよいでしょう。
高単価の場合は、単価に見合った改善策や対応策があるわけではないというか、スペシャルな手段はそう多くはないので、注意が必要です。まずはインハウスでやりつくした、という段階でお願いするのが効率的だと思いますが、個人的には、時間単価10,000円まででお願いしたいところです。
ツールといえば、MA(マーケティングオートメーション)や、CRM/SFAがありますが、これらのツールを使いこなすにも、専門知識が必要です。導入したはいいものの、使いこなせていない、導入効果がでているのかわからない、という声も少なくありません。
また、デジタルマーケティングの施策は、実施してすぐに結果がでず、継続が必要なものもあります。効果を即判断されてしまっては、効果の出ない施策に予算がつかず、ツール導入すらできない現場もありそうです。
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