SEO対策は一時的な施策ではなく、中長期で継続して実施していく施策であることを伝えるためにも、SEO対策の特徴と効果を改めて整理してみました。 こんな課題を抱えている方向けの記事です...
期間別SEO対策リストと無料ツール|2024年版
SEO対策は、地道な道のりなので、挫折しないよう、チェックリストを作って、計画的に。
こんな方にお勧め
- これからSEO対策を始める方
- SEO対策の効果を上げたい方
SEO対策リスト
短期間でできるSEO対策リスト
カテゴリー | 項目 | 備考 |
---|---|---|
メタデータ管理 | タイトルタグの最適化 | 検索結果でのクリック率向上 |
メタディスクリプションの作成 | 検索結果でのクリック率向上 | |
ALT属性の設定 | アクセシビリティ向上 | |
テクニカルSEO | リダイレクト | ページを移転した場合に設定が必要 |
URLの構造化 | クローラビリティの向上 | |
重複コンテンツのチェック→URL正規化 | ページの評価の分散を回避する | |
リンク管理 | リンク切れの修正 | ユーザー体験向上のため重要 |
内部リンクの最適化 | ユーザー体験とSEO効果向上 | |
アンカーテキストの最適化 | 検索エンジンの評価に影響 | |
パフォーマンス最適化 | 画像最適化(リサイズ・圧縮) | ページ速度向上に寄与 |
テクニカルSEO | robots.txt | クローラーのアクセス制御 |
サイトマップ | 検索エンジンへの情報提供 |
少し時間がかかるSEO対策リスト
カテゴリー | 項目 | 備考 |
---|---|---|
コンテンツ最適化 | キーワードリサーチ | 効果的なコンテンツ作成の基礎 |
ユーザー体験の向上 | ナビゲーションの改善 | ユーザーの利便性向上 |
モバイル最適化 | モバイルフレンドリーの確認 | モバイルユーザー増加に対応 |
モバイルユーザー体験の向上 | タッチ操作への配慮が必要 | |
テーマのレスポンシブデザイン設定 | 機器に応じた表示が可能 | |
リンク管理 | 外部リンクの獲得 | 信頼性を向上させる手段 |
テクニカルSEO | ページ速度の最適化 | UXとSEOに影響大 |
パフォーマンス最適化 | キャッシュ設定 | パフォーマンス改善に役立つ |
SEO対策の分析・モニタリング
カテゴリー | 項目 | 備考 |
---|---|---|
分析とモニタリング | Google Analyticsの設定 | データ分析による施策改善 |
Search Consoleの活用 | 検索パフォーマンスの把握 | |
レポートの可視化(LookerStudioなど) | 成果を可視化し、施策を調整 |
SEO対策の進め方
SEO対策を実施する前にどうぞ。
【関連記事】SEO対策で整理しておきたいガイドラインと自分でできる対策項目
SEO対策を始めるにあたり、まずは量産期として、定期的なリリースのための体制を整えたり、定期的なリリースそのものにプライオリティを持たせて運用してしまいがちです。
サイト立ち上げ時や体制が整う前は、KPIが曖昧にできる時期でもあるため、定期更新をしていれば、制作に集中しても緩やかでもアクセス数は上がるので、マーケターとしても数字は公表しやすく、まだ居心地よい状況かと・・・。
このように運用が進む中、これまでの量産体制が安定してきた、順調にアクセスが伸びてきた、周囲の部門の反応が変わりつつある、などのシグナルがあった時に、「短期間でできるSEO対策」を実施し、それ以降も定期的に実施できるような計画を立てるとよいかと思います。
一通りできたら、次は、改めて「キーワードリサーチ」から始まる「少し時間がかかるSEO対策リスト」を進めてください。キーワードリサーチをする際、「トピッククラスター」モデルを意識しておくと、SEO対策にもよいですが、コンテンツの整理にもつながり、後々の計画を立てやすくなります。ぜひ、参考にしてみてください。
無料のSEO対策ツール
SEO対策を実施する上で、適切なツールを使用することは非常に重要です。幸いにも、無料で利用できる優れたSEOチェックツールがいくつかあります。これらのツールを活用することで、ウェブサイトのパフォーマンスを分析し、改善点を見つける手助けとなります。
Googleの無料ツール
Google Search Console
Google Search Consoleは、ウェブマスター向けの公式ツールで、サイトのパフォーマンスを監視するのに役立ちます。このツールを使うことで、インデックス状況、検索クエリ、ページのクリック率、クロールエラーなどを確認できます。また、サイトマップの送信や、モバイルフレンドリーのテストも行えます。
Google Analytics
Google Analyticsは、ウェブサイトのトラフィックを分析するツールです。ユーザーの行動や流入経路を把握できるため、SEO施策の効果を測定するのに非常に役立ちます。特に、どのページが人気か、どのキーワードから訪問者が来ているかを知ることができます。
Looker Studio
Looker Studioは、データの可視化と分析を行うためのBIツールです。GoogleAnalyticsやGoogle Search Consoleをはじめ、さまざまなデータソースとも連携できて便利です。
PageSpeed Insights
PageSpeed Insights(無料)は、ページの読み込み速度やユーザー体験に関する詳細な分析結果を見ることができます。パフォーマンススコア、最適化の提案、改善が必要な要素を確認でき、モバイル版とデスクトップ版の両方での分析が可能です。
メタデータ管理・リンク管理などSEO全般の対策ツール
Screaming Frog SEO
Spider Screaming Frog SEO Spider(無料|有料)は、サイト全体をクロールしてSEO関連の問題を洗い出すツールです。リンク切れ、重複コンテンツ、メタタグの設定漏れなど、さまざまな要素をチェックできます。無料版でも十分な機能が提供されてiるので、小規模なサイトの分析には十分ですし、簡易的な利用にも有効です。
その他のツール
Yoast SEO(無料|有料)SEO対策を自動化するWordPress用のプラグインです。
HubSpotのSEOツール(有料版のStarter以上で利用可能)Google Search Consoleと連携できます。
キーワード調査・競合分析
キーワードプランナー
キーワードプランナー(無料)は、特定のキーワードの検索ボリュームや競争度を確認できるほか、新たなキーワードの提案も得られます。ターゲット市場に合わせたキーワード戦略を立てる際に非常に役立ちます。広告をださなくても無料で利用できます。
その他のツール
Similar Web(無料|有料)SEO対策を自動化するWordPress用のプラグインです。
Keyword Map(有料)満足度NO.1の古参のツール。7日間無料トライアルがあるが、有料プランのみ。
GetKeyword(無料)KeywordMapを開発している(株)CINC社の方が運営
ラッコキーワード
ラッコキーワード(無料|有料)は、競合分析よく利用されます。指定したキーワードで、競合の検索結果を一括で取得できるため、非常に便利です。無料でも利用可能で、有料も含め、1日の最大利用回数で選ぶプランになっています。
SEOチェキ
SEOチェキは、「キーワード出現頻度」という機能があり、調べたいページに出現する単語の数と比率を表示してくれるため、ターゲットキーワードや共起語の出現頻度などがわかるので、ライティングを担当した場合によく利用します。
その他のツール
画像最適化
Tiny PNG(無料|有料)ブラウザ上で画像を圧縮できるツールです。
まとめ
WordPressやHubSpotなどのCMSに標準搭載されている機能もあるため、環境に応じて利用してください。重複している機能もあるので、どのツールで何を見るか?を予め決めておくことをお勧めします。
HubSpotについては、下記の記事が参考になれば幸いです。
HubSpotは無期限で無料で利用できるデジタルマーケティングツールです。
【関連記事】HubSpotは無料でどこまでできるか?