SEO対策は一時的な施策ではなく、中長期で継続して実施していく施策であることを伝えるためにも、SEO対策の特徴と効果を改めて整理してみました。 この記事は、こんな方におすすめです。...
SEO対策は即効性がないことを説明したい時のまとめ
SEO対策は一時的な施策ではなく、中長期で継続して実施していく施策であることを伝えるためにも、SEO対策の特徴と効果を改めて整理してみました。
こんな課題を抱えている方向けの記事です
- 社内でSEO対策に注目が集まり、短期の成果を期待されてしまっている
- クライアントに対して、SEO対策で成果を求められている
SEO対策は即効性がない
何度も言いたくなりますが、SEO対策には即効性がありません。理由は、検索エンジンから信頼を得なければならないからです。信頼を得るには、時間がかかるものです。まずは、検索エンジンの仕組みを簡単におさらいします。
検索エンジンで検索されるまでのプロセス
- クローラーがサイトを見に行く
- インデックスデータベースに登録される
- 検索アルゴリズムに従って、評価される
- 検索結果に反映される
このプロセスを経るため、時間がかかってしまいます。一般的には、1~3か月かかると言われています。
【参考記事】Google公式サイト「検索の仕組み」
この情報をもとに図解したり、過去の実績をグラフ化するなどして丁寧に説明すれば、マーケターではどうにもならないことは理解いただけるような気がします。
強いて言うなら、サイトマップの送信は忘れずに
SEO対策の効果がでるのが短縮されるわけではないですが、クローラーに発見されやすくなるよう、ページを追加したら、Search Console等でGoogleに対し、サイトマップの送信を忘れずに行いましょう。
実施しておくべきSEO対策項目
即効性が無いので、定期的にSEO対策を実施する時間をとりましょう。サイト単位・ページ単位に分けて整理してみました。
SEO内部施策
ページ単位で実施する項目
まずは、ページ単位で下記の順に見直しを行います。
- サイト速度・モバイル対応の改善
- キーワード最適化の見直し(検索意図に即しているか?という観点での最適化)
- タイトルタグ・メタディスクリプションの最適化
- 構造化データの導入
- 内部リンク構造の見直し
そのほか、下記に自分でできるSEO対策項目のリストをまとめてあります。
【関連記事】SEO対策リストと無料ツール|2024年版
サイト単位で実施する項目
- ログ解析・サーチコンソールのエラー管理
- サイト構造(情報設計)の最適化・定期的な改善
- E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)の強化
サイト単位でのSEO対策は、ガイドラインから確認し、SEO対策の本質を理解しておきましょう。
【関連記事】SEO対策で整理しておきたいガイドライン
SEO外部施策
被リンク(バックリンク)の獲得
自社オリジナルの有益なコンテンツ発信することで、他のサイトが「引用したい」「リンクを張りたい」と思い、被リンクを自然に得られることが期待できます。被リンクを張られやすいコンテンツは、業界に関する独自調査、データ分析のレポートなどが挙げられます。
そのほか、業界コミュニティでの活動(業界フォーラム、業界や特定サービス・特定製品でのQ&Aコミュニティ、専門家コミュニティ)やSNSでの活動(FaceBook、X、LinkedInなど)で、有益な情報を提供することでブランドの露出度と信頼性を高めるなどの活動も有益です。
定期的にSEO対策レポートを共有する
SEO対策をしていることが説明できたら、定期的にSEO対策の結果レポートを共有しましょう。
SEO対策レポートの構成
注目する指標
- オーガニック検索経由のアクセス数・コンバージョン数・コンバージョン率
- 主要キーワードの検索順位・クリック率
指標以外の要素
- 期間比較・トレンド表示
- 改善施策と結果の関連づけ
- 次回に向けたアクションプラン
レポートサンプルは後日、公表できるといいなと思っています(-_-;)
SEO対策は即効性がありません
もう一度言いますが、SEO対策には即効性がありません。また、効果が出るまで、地道な活動が必要です。ですが、工数を割こうとしない、予算を割こうとしない矛盾に頭を抱えるマーケティング現場はとても多いと推測しています。