KPI設計について、まとめてみました。意外と、管理されている現場は少ないと感じています。 むしろ、ほぼ無いのではと思うくらいです。...
BtoBマーケのKPI設定・KPIツリー総合ガイド|営業連携・運用方法まで徹底解説
今回は、このような課題にお答えします。
- そもそもKPI設定の仕方がわからない。
- KPI設定をしてなかったので、ちゃんとKPI設定をしたい。
- マーケティン部門にも売上目標が課せられてしまった。
このように解決します。
- KPIの概念と、設計の基本手順、設計のポイントを理解します。
- KPI運用の必要性と実践方法を理解します。
- 失敗例から成功のポイントを押さえます。
この記事を書いた人[ABOUT]
WEBマスターやデジタルマーケティング業務で20年以上の経験。
インバウンドマーケティングの仕組み構築と運用・グロースの責任者として、中小企業を中心に業務効率化をしてきました。
現在は、大手広告代理店グループで同様の任務を担っています。
KPIとは?BtoBマーケティングにおける基本概念
KPIとKGIの違いを理解する
KPI(Key Performance Indicator)は、目標達成までの進捗を測る指標、KGI(Key Goal Indicator)は最終的なゴールです。
さらに、KSF(Key Success Factor)も重要です。これは目標達成のために必要な成功要因を示します。
例えば、売上目標(KGI)を達成するために「リード獲得数」や「商談化率」がKPIとなり、営業チームのスキルやリードの質がKSFになります。
なぜKPI設定がBtoBマーケで重要なのか
BtoBでは成果がすぐに出ないことが多いです。
そのため、進捗を確認するための指標が必要です。KPIを設定すると、施策の効果が見える化でき、課題の発見と改善がしやすくなります。
また、KSFも考慮すると、単なる数値の追跡だけでなく、成功要因を特定して強化することができます。これが持続的な成長につながります。
KPIツリーとは?全体像を可視化するフレームワーク
KPIツリーは、最終目標(KGI)から逆算して関連するKPIを階層的に整理する手法です。
例えば
- KGI:売上1,000万円達成
- KSF:顧客ニーズの的確な把握、高品質なリード獲得、効果的なクロージングプロセス
- KPI:月間100件のリード獲得、商談化率20%維持
- KSF:顧客ニーズの的確な把握、高品質なリード獲得、効果的なクロージングプロセス
こうやってツリー状に整理すると、どの施策がどんな影響を与えるかが一目でわかるので、チーム全体の認識を揃えるのに便利です。
KPI設定の基本手順|効果的なプロセスを構築する
ステップ1:KGIを決める
まず、組織のゴール(KGI)を明確にします。売上、契約数、市場シェアなどが一般的です。
曖昧な目標は避けましょう。
× 「売上を伸ばす」
○ 「売上を前年比20%増加させる」
このように具体的な数値目標を設定することで、進捗の評価と改善がしやすくなります。
ステップ2:KSFを洗い出す
KGIを達成するために必要な成功要因を考えます。
- 顧客ニーズを的確に把握する能力
- 高品質なリードを安定的に獲得する仕組み
- 効果的なクロージングを実現する営業プロセス
KSFは設定が難しいような気がします。KSFの設定方法と具体例|効果的なKGI・KPIとの連携術にまとめましたので、参考にしてみてください。
ステップ3:KPIを設定する
KSFをもとに、具体的な数値目標を決めます。
- 月間100件のリード獲得
- 商談化率20%
- 受注率15%
各転換率などの目安は、BtoBマーケティングにおけるKPIの目安の数字|具体的数値と算出事例を紹介にまとめてありますので、参考にしてみてください。
また、ここで大事なのは、「SMARTの法則」に沿って設定することですので、押さえておきましょう。
- Specific(具体的)
- Measurable(測定可能)
- Achievable(達成可能)
- Relevant(関連性がある)
- Time-bound(期限が明確)
営業と連携したKPI設定のポイント
営業との目線合わせが成功の鍵
マーケと営業が同じゴールを目指すことが重要です。定期的なミーティングで、KPIの定義や評価基準を共有し、認識のズレを防ぎましょう。
- KPIの意味を明確にする
- ケーススタディを活用する
- データを基に具体的な議論をする
関連記事:KPIは営業と共有!セールスとマーケ連携を成功させる4つのポイント
部署横断で機能するKPI設定の進め方
営業、マーケ、カスタマーサクセスなど、複数の部署が関わる場合は、全体最適を意識したKPI設定が必要です。
- マーケ: リード獲得と育成
- 営業: 商談化とクロージング
- カスタマーサクセス: 顧客維持と拡大
これらのKPIを連携させることで、全体のパフォーマンスが向上します。
具体的な営業・マーケ連携の事例紹介
例として、リード獲得数(マーケ)と商談化率(営業)をKPIとして設定し、両部門で共有することで、リードの質やフォロー体制の改善が進んだ事例があります。
この場合、マーケティングチームがリードの獲得段階で求められる属性や条件を営業チームと事前にすり合わせ、質の高いリードを獲得することに成功しました。
一方、営業チームは獲得したリードに対して迅速かつ効果的なフォローアップを行うことで、商談化率の向上に寄与しました。
このように、具体的な数値目標とアクションプランを共有することで、部門間の連携が強化され、全体の業績向上につながることが証明されました。
KPI運用・改善の実践方法|PDCAサイクルで成果を最大化
KPIのモニタリング方法と数値分析の基本
KPIは設定して終わりではありません。定期的なモニタリングが重要です。
- ダッシュボードでリアルタイムに確認
- 週次・月次のレビュー会議で進捗確認
数値の変動要因も分析し、改善策を探りましょう。
課題発見から改善までの流れ
KPIが未達成の場合、次の流れで改善します。
- 達成状況を分析
- 課題の可視化
- 改善策の立案と実行
数値だけでなく、業務フローやチームの働き方も見直すことが大切です。
KPIの見直しタイミングと注意点
市場環境やビジネスモデルが変われば、KPIも見直す必要があります。ただし、頻繁に変えると一貫性が失われるため、四半期ごとの見直しが目安です。
見直しの際は、過去データとの比較や関係者のレビューを行い、多角的な視点で改善点を洗い出しましょう。
よくあるKPI設定の失敗例とその対策
数字だけを追いすぎる危険性
数値だけに固執すると、本来の目的を見失うことがあります。
失敗例
- リード数だけを追った結果、質の低いリードが増加
- 営業チームの負担が増え、商談化率が低下
対策
- 質的な指標(商談化率や契約率)も評価する
部署間連携が不十分な場合の課題
マーケと営業のKPIが連携していないと、成果につながりません。
失敗例
- 獲得したリードが営業にとって質が低い
対策
- 定期的なすり合わせでリードの定義を共有
- 共通の目標設定で認識を一致させる
関連記事:KPIがない・KPIツリーが機能しない原因とは?失敗パターンと対策
まとめ|BtoBマーケティングにおけるKPI設定の成功ポイント
KPI設定で押さえるべき重要な考え方
KPIは単なる数値目標ではなく、組織全体の成長を支える重要な指標です。KGIとの整合性を保ちながら、実行可能で具体的なKPIを設定しましょう。
営業とマーケが一体となる運用の重要性
マーケと営業の連携は、KPI達成に不可欠です。定期的な情報共有と目標のすり合わせで、一体感のあるチームを目指しましょう。
施策全体への展開と継続的な改善へのヒント
KPIは設定して終わりではありません。定期的な見直しと改善を繰り返し、常に最適化を目指すことが成果を最大化するポイントです。
実践編として、下記の記事で、KPI設定をしていますので、こちらもご確認ください。
『最高のKPIマネジメント』を参考に、KPIを作ってみました。
この記事を書いた人[ABOUT]
WEBマスターやデジタルマーケティング業務で20年以上の経験。インバウンドマーケティングの仕組み構築と運用・グロースの責任者として、中小企業を中心に業務効率化をしてきました。
現在は、大手広告代理店グループで同様の任務を担っています。