今回は、MAを導入するタイミングと、選定のプロセスをまとめました。 この記事では次のことがわかります MAを導入するタイミングかどうか? MAはどのように選定すればよいか?...
【2025年版】BtoBのおすすめMAツール規模別比較
本記事では、小規模、中規模、大規模それぞれの企業におすすめのMAツールを比較し、導入時のポイントや機能を詳しく解説します。
この記事を読んでわかること
- 規模別のMAツールの選定ポイントとおすすめのツールがわかります。
関連ガイド:現場で使うマーケティングツール
MAツールの役割と規模の目安
MAツールの役割
マーケティングオートメーション(MA)ツールは、リードの獲得から育成、顧客管理までを一元化し、効率的なマーケティング活動を支援する重要な役割を果たします。
MAツールを効果的に利用すれば、一度エンゲージメントできたリードに対し、継続して接点を持つことができるため、機会損失を防ぐことができ、営業効率も改善します。
企業の規模によって求められるMAツールの機能や特性は異なるため、適切な選定が不可欠です。小規模企業ではコストパフォーマンスや使いやすさが重視され、中規模企業では機能の拡張性やサポート体制が重要視されます。一方、大規模企業には高度な分析機能や他システムとの統合性が求められるため、それぞれのニーズに応じたMAツールの理解が必要です。
規模の目安
小規模
- 500〜2,000件程度のリード数
- 例えば、1,000人規模の展示会で50〜100件のリード獲得を目
中規模
- 2,000〜10,000件程度のリード数
- 例えば、10,000人規模の展示会で500〜1,000件のリード獲得が見込める
大規模
- 10,000件以上のリード数
- 例えば、月間1,500件以上、多い月は4,000件以上のリードを獲得する企業もある
小規模にお勧めなMAツールと比較ポイント
小規模対象MA比較ポイント
小規模BtoB向けMAツールの比較ポイントとしては、まず使いやすさと直感的なUIが重要です。
専門知識があまりなくても操作できるのはもちろんのこと、無料プランがある、サポート体制が充実している点も重要です。機能は最低限でスタートし、徐々に拡張していくことをお勧めします。
小規模対象MAツール一覧
BowNow
BowNowはシンプルで使いやすい操作性、手頃な価格設定、必要十分な機能が特徴です。
少人数での導入が可能で、専門知識がなくても活用できる点と、フリープランからスタートでき、徐々に活用を拡大できる点で、小規模かつ初めてMAを導入する企業にお勧めです。
ListFinder
ListFinderは、シンプルな機能と操作性、顧客データの一元管理、低価格が特徴です。
中小企業や個人事業主でも扱いやすいメール配信機能とリード管理を中心に構築されています。
操作画面もシンプルで、専門知識がなくても導入後すぐに使いこなせる点でおすすめです。
Kairos3
同じく、シンプルで直感的なUIにより、マーケティング初心者でも使いやすい設計になっています。
SFAオプションを組み合わせることで、マーケティングから営業まで一貫した管理や、イベント管理機能も備えており、オフラインでの活動もサポートします。
HubSpot
CRM機能を中心に、コンテンツ管理、ソーシャルメディア管理、メールマーケティング、SEO対策など多様な機能を統合しています。
直感的な操作性、充実した自動化機能、データ分析の容易さが特徴です。
関連記事:HubSpotのMAツール「Marketing Hub」とは?無料プランの特徴と魅力
比較表
機能面 | サポート体制 | |
BowNow | マーケティング活動に必要な機能に特化。 | フリープランあり(無期限) 手厚いサポート体制 |
ListFinder | PDF閲覧解析が特徴。 | フリープランあり 導入後半年間は専任コンサルタントによる伴走支援 |
Kairos3 | SFA連携が特徴。 | フリープランなし |
HubSpot | CRM機能中心にリード情報を一元管理。 | フリープランあり(無期限) サポート体制は、チャット・電話・メールでの対応、活発なコミュニティ、充実したサポートコンテンツ、アカデミーなど充実。 |
中規模にお勧めなMAツールと比較ポイント
中規模対象MA比較ポイント
中規模向けMAツール選定では、基本機能はもちろんのこと、運用に必要なサポート体制や学習コストも重要な比較ポイントです。
また、コスト効率の良さ、堅牢なセキュリティ対策も重要な選定ポイントとなります。
リード数やメール配信数が急増した際に拡張しやすいか、あるいは外部連携がスムーズに行えるかなど、将来的なスケールアップの視点で評価することで、より長期的な運用効果が期待できます。
中規模対象MAツール一覧
SATORI
国産MAツールで、匿名の見込み顧客へのアプローチが強みです。
Webサイト訪問者の行動履歴を把握し、最適なタイミングでアプローチできます。
リード獲得、育成、管理の機能が充実し、手厚いサポート体制も魅力です。
b→dash
データ統合・分析に特化したMAツールです。
多様なデータソースを統合し、高度な分析機能を提供する。AIを活用した予測分析や、ビジュアルでわかりやすいダッシュボードが特徴になっています。
マーケティングROIの可視化や、顧客行動の詳細な分析が可能です。
SHANON MARKETING PLATFORM
展示会やセミナー管理に強みを持つMAツールです。
オンライン・オフラインイベントの運営から顧客データ管理まで一貫して行えます。
リアルタイムの商談管理機能や、柔軟なカスタマイズ性が特徴のため、イベント中心に活動する企業にお勧めです。
HubSpot
CRM機能を中心に構築された、インバウンドマーケティングプラットフォームです。
マーケティング、営業、カスタマーサービスを統合管理できます。
コンテンツ管理ができるCMS機能もあり、SEO、ソーシャルメディア管理など幅広い機能を提供。
豊富な連携機能とグローバル対応が特徴で、成長企業向けの拡張性も高いMAツールです。
比較表
機能面の特徴 | 価格 | |
SATORI | 匿名の見込み顧客へのアプローチ | 初期費用 300,000円 月額費用 148,000円 |
b→dash | データ統合・分析 | フリープランあり 導入後半年間は専任コンサルタントによる伴走支援 |
SHANON MARKETING PLATFORM | オンライン・オフラインイベントの運営 | 初期費用 個別要件による 月額費用 120,000円 |
HubSpot | コンテンツ管理・SEO管理・ソーシャルメディア管理 | 初期費用 導入サポート購入で300,000円 月額費用 ¥96,000円(Marketing HubProfessionalプラン) |
大規模規模にお勧めなMAツールと比較ポイント
比較ポイント
MAツールが扱うデータ量や連携先のシステムが多いため、拡張性や統合性が特に重要となります。
グローバル展開を視野に入れる場合は、多言語対応やリージョンごとのデータ保管に対するセキュリティ要件にも注意が必要です。
企業の成長戦略やITインフラにフィットするソリューションを選ぶことが成功の鍵となります。
大模対象MAツール一覧
Adobe Marketo Engage
グローバル企業から中規模企業まで幅広く導入されているMAツールです。
高度なリードスコアリングやパーソナライズされたキャンペーンの自動化を強みにしています。
Adobe Experience Cloudとの連携による総合的な顧客体験の最適化ができ、生成型AI「Adobe Sensei GenAI」を活用した作業自動化と効率化機能を提供しています。
SalesforceやMicrosoft Dynamicsなど主要なCRMとの連携もスムーズです。
Oracle Eloqua Marketing Automation
グローバル規模のマーケティング活動を支援するエンタープライズ向けのMAプラットフォームです。
細かなセグメント設定や多彩なキャンペーンオーケストレーションが可能で、複雑なリードナーチャリングプロセスを自動化します。
加えて、Oracle Cloudの一部として他のOracle製品との連携が容易で、大規模組織において一元的なデータ活用を実現しやすい点が特徴です。
Pardot (Account Engagement)
BtoBマーケティングを中心に強みを持つMAツールです。
Account Engagementとして再ブランド化され、リード情報の一元管理や高度なスコアリング、Salesforce CRMとのリアルタイム連携など、多岐にわたるマーケティング施策を効率化します。
大規模組織でもスムーズに運用できる拡張性の高さと、Salesforceベースのサポート体制が魅力といえます。
比較表
グローバル対応 | データ処理能力 | 高度な分析・AI機能 | セキュリティ機能 | 他システム連携 | |
Marketo | ◎ | ◎ | ◎ | 〇(暗号化やアクセス制御があるが、特定の業界要件への対応には追加設定が必要。) | ◎ |
Eloqua | ◎ | ◎ | 〇(AI機能はあるが、Marketoほどの高度さはない。) | ◎ | 〇(Oracle製品との連携が中心) |
Pardot | ◎ | ○(大量データ処理には限界がある。) | ○(AI機能はあるが、Marketoほどの高度さはない。) | ○(特定の業界基準への対応は限定的。) | ◎(SalesForceとの連携が中心) |
まとめ
各ツールの比較ポイントを押さえることで、自社のニーズに合ったMAツールを選定し、マーケティング活動を効率化することが可能です。
最適なMAツールを導入することで、リードの獲得や顧客関係の構築、業務の効率化を図り、競争力を高めることができます。
BtoBマーケティングスターターガイドを作成しました。こちらも参考になれば幸いです。
この記事を書いた人[ABOUT]
WEBマスターやデジタルマーケティング業務で20年以上の経験。インバウンドマーケティングの仕組み構築と運用・グロースの責任者として、中小企業を中心に業務効率化をしてきました。
現在は、大手広告代理店グループで同様の任務を担っています。